消化器内科で働く看護師は、どのような日々を送っているのでしょうか?消化器内科ならではの、あるエピソードをみていきましょう。
まず、「排泄物や嘔吐物をみても、動揺しなくなった」看護師が多いようです。消化器疾患では下血や吐血される患者さんが多く、排泄物の状態のチェックも看護師の仕事の一つとなります。おむつの交換やストーマ管理など、日常的に排泄物に触れるので消化器内科の看護師は排泄物に対して平気になるようです。
また、「退院時に謝礼金を手渡されそうになった」という看護師が多いのも特徴です。長期入院される方が多く、親身になって看護をしてくれた感謝の気持ちを伝えたいと、お金を渡す患者さんが多いとのことです。特にお年寄りの患者さんにこの傾向が強く、断るのに苦労することもあるようです。
また、「職場での日常会話では、グルメの話は控える」と言う声も目立ちました。消化器内科の患者さんは、絶食をしている方が多いからです。休憩時間に同僚と、「○○で食べた焼き肉がおいしかった」という話題で盛り上がっていると、通りかかった患者さんがとても羨ましそうにしていたなどのエピソードが、SNSに投稿されています。
このほか、食事制限や禁煙などの生活指導を聞き入れてくれない患者さんに、ストレスを感じる人も多いようです。高齢になるほど生活習慣を変えるのが難しいようで、「自分よりも年上の患者さんは、なかなか言うことを聞いてくれない」というグチもよく耳にします。